うらじろ (裏白)
学名 Diplopterygium glaucum (D.japonica, Gleichenia glauca) 日本名 ウラジロ 科名(日本名) ウラジロ科 日本語別名 シダ、オオシダ、ホナガ(穂長)、ヤマクサ(山草)、モロムキ(諸向)、ホウビソウ(鳳尾草) 漢名 裏白(ﾘﾊｸ,lĭbái) 科名(漢名) 裏白(ﾘﾊｸ,lĭbái)科 漢語別名 英名
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| 辨 | ウラジロ科 Gleicheniaceae(裏白 lĭbái 科)には、6属約165種がある。 コシダ属 Dicranopteris(芒萁屬) D. ampla(大芒萁･大羽芒萁) D.dichotoma(芒萁) コシダ D. linearis(D.pedata;鐵芒萁) ウラジロ属 Diplopterygium(裏白屬) Stichetus(假芒萁屬) Stromatopteris(鋸裏白屬) |
| ウラジロ属 Diplopterygium(裏白 lĭbái 屬)には、約20-25種がある。 オオウラジロ D. blotianum(Gleichenia blotiana;闊片裏白) タイワンウラジロ D. chinense(Gleichenia chinensis;中華裏白) ウラジロ Diplopterygium glaucum(D.japonica, Gleichenia glauca;裏白) カネコシダ D. laevissimum(Gleichenia laevissima;光裏白･鱗芽裏白) |
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| シダ植物については、しだを見よ。 | |
| 訓 | 『言海』「しだ」に「しだ(齒朶) 〔垂(ｼﾀﾞ)ル意カト云〕 草ノ名、苗ハぜんまいノ如ク、長ズレバ、形、雉尾ノ如シ、葉、兩兩相對スレバ諸向(ﾓﾛﾑｷ)ノ名モアリ、大小二種アリ、單ニ――トイフハ大(ｵﾎ)――ナリ、一名、穗長(ﾎﾅｶﾞ)(京都)又、裏白(ｳﾗｼﾞﾛ)(東國)新年ノ飾リニ用ヰル、小(ｺ)――ハ、形小シ、松茸ノ下敷ナドトシ、又、活花(ｲｹﾊﾞﾅ)ニモ用ヰル」とあり、『同』「うらじろ」(一)に「草ノ名。しだニ同ジ、葉ノ裏白ケレバ名トス、歳ノ首(ﾊｼﾞﾒ)ニ注連(ｼﾒﾅﾜ)ニ插(ｻ)シテ簷ニカク」とある。 『牧野日本植物圖鑑』「うらじろ」に、「和名裏白ハ葉裏白色ヲ呈スレバ云ヒ、山草ハ山地ニ生ズルヨリ云ヒ、穗長ハ其葉長形ナルヲ以テ云ヒ、諸向ハ二葉對出セルヨリ云ヒ、しだハ下垂ルノ意ニシテ其葉ノ撓下セル狀ニ基キテ云ヒ、へごハ琉球語ひぐノ轉なりと謂ハル」と。 すなわち、古くシダと呼ばれた植物はウラジロである。 |
| 説 | 本州(山形以南)･四国･九州･琉球･朝鮮(南部)･臺灣･浙江･福建･江西･湖北･兩廣･貴州･雲南に分布。 |
| 葉の裏が白いのは、蝋がたまって。 | |
| 誌 | 正月の注連縄に飾る。 |
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